Amazon SES デベロッパーツール (Developer Tools)によるメールアドレスの確認

アマゾン・シンプル・Eメール・サービスを利用するには、はじめにメールアドレスの確認を行う必要があります。

メールアドレスの確認には、SES デベロッパーツールが利用できます。

SES デベロッパーツールの設定

Amazon SES デベロッパーツール (Amazon Simple Email Service Developer Tools) は、 Amazon Developer Tools のサイトからダウンロード できます。

zip ファイルで提供されているので、それを適当なディレクトリに展開します。

ここでは ~/AmazonSES-2010-12-01 に配置したとします。

AWS クレデンシャルファイルの作成

AWSアクセスキー、AWSシークレットキーを並べて、次のような形式でファイルを作成します。これを AWS クレデンシャルファイルと呼びます。

AWSAccessKeyId=022QF06E7MXBSH9DHM02
AWSSecretKey=kWcrlUX5JEDGM/LtmEENI/aVmYvHNif5zB+d9+ct

もちろん、それぞれのキーはあなたのAWSのサイトで取得してください。(上の例はサンプルデータです。もちろん私のキーでもありません)

ツールの中身は次のようなスクリプトで構成されています。

~/AmazonSES-2010-12-01$ ls -1
AmazonSES-2010-12-01.zip
LICENSE
NOTICE
README
ses-get-stats.pl
SES.pm
ses-send-email.pl
ses-verify-email-address.pl

ここで使うのは ses-verify-email-address.pl です。 クレデンシャルファイルを用意した上で、次のコマンドでメールを確認します。

$ ./ses-verify-email-address.pl -k aws-credentials -v test@keicode.com

もちろん、メールアドレス (test@keicode.com) の箇所はあなたの確認したいメールアドレスに書き換えてくださいませ。

XML/LibXML.pm が見つからないというエラーの対応

ちなみに、ここでは libxml やら SSLeay などを利用するので、インストールしていない人はインストールしておいてください。

ちなみに、私の場合 Ubuntu 上で試したのですが、いきなりコマンドを実行したら次のようなエラーがでました。

Can't locate XML/LibXML.pm in @INC ...

そこで、libxml2 などに加えて次もインストールすると、上記のエラーは消えました。

$ sudo apt-get install libxml-libxml-perl

が、さらに次のようなエラーがでましたので・・・

LWP will support https URLs if either Crypt::SSLeay or IO::Socket::SSL
is installed. More information at
<http://search.cpan.org/dist/libwww-perl/README.SSL>.

次の用に libcrypt-ssleay-perl をインストールするとコマンドを実行できました。

$ sudo apt-get install libcrypt-ssleay-perl

コマンド ses-verify-email-address が成功すると、Amazon SES Address Verification Request という件名のメールが届きます。 その中のリンクをクリックすると、メールの確認が完了します。

AWS メールの確認完了画面

以上でメールの確認が完了しました。